性善説と性悪説の違いとは?~孟子と荀子の教え~
中2のときに、道徳で
という授業を受けました。
それで気になって調べてみました。
「ひろゆきとかが使ってそう」
「誰が考えたの?」
このページでは、それらを知ることが出来ます。
ぜひ最後まで読んでってください。
目次
性善説とは?
性善説とは孟子(前372年頃~前289年)が唱えた思想です。
内容としては
人民は善であり、つねに正しい判断ができる
という思想です。
なぜそう至ったか。
春秋戦国時代(キングダムの時代ですね)。
利益のために人を殺し、権威を振るう暴君が各国にはびこっていました。
「そんな奴らに政治をさせてはいけない、有徳者に政治をさせるべきだ」と孟子は言いました。
では、その有徳者は誰が決めるかは、「天が決める」といいました。
天とは人民のことです。
よって、人民は天の代弁者という孟子の考えによって性善説は成り立ちます。
性悪説とは?
性悪説とは荀子(前298年頃~前235年頃)の唱えた性善説の問題点を指摘しそれを改善した思想です。
内容は、
人間の本性は悪であり、限りない欲望である。
です。
もし人民を騙し、騙した人が有徳者として扱われたら、悪政は続くという考えです。
なぜ生まれたか?
孔子の思想とは、
父である王が子である人民を慈しみ、子である人民が父である王を敬うべき
という思想でした。
ですが孔子は思想を書き残していなかったので、孟子や荀子などがそれを受け継ぐと同時に独自の解釈を加えたものが上の2つの思想です。
お役に立てれば幸いです。
※茂木誠著 「米中激突の地政学」から引用
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